1
- クリスマスレクにぴったり!毛糸で作るポンポンツリー
- レクネタ:冬 2022.12.09
検 索とじる
注目記事
2023.03.27
1日の時間は、すべての人間に平等に与えられた「24時間」です。
高齢者が3つの生活時間を活き活きと送ることで、介護レクが豊かになりますよ。
それぞれの生活時間がどんな状態になると良いのか…考えてみませんか?
日々忙しい介護スタッフからすると、淡々とこなすだけの業務になりがちな「基礎生活時間」ですが、実は介護レクリエーションの大切な要素になります。
介護サービスを受けている時間においても、人生の楽しみを見いだすことができる活動があり、その時間の充実こそが重要であるとも考えられています。
よく、「重度で寝たきりの高齢者にレクリエーションが実施できない」という声を聞きますが、このような高齢者の方にこそ、基礎生活レクリエーションが大切になります。
介護スタッフさんの笑顔や会話が、高齢者に喜びを与えるきっかけになるということを理解して、自信を持って日々の介護業務にレクリエーションの要素を取り入れてみませんか?
[Point]
①快適と居心地を考える
ただ食べる、寝る、排泄する、お風呂に入るという行為で終わらせず、どうしたら快適にできるか、居心地がよくなるかを考え実践しましょう。
②利用者さんとの会話を楽しむ
ちょっとしたスタッフの声かけが楽しみや安心につながります。
③生活に遊び心を入れる
ADLに関する部分に遊び心を付加することを考えてみましょう。
これを生活のレクリエーション化と言い、自分の好きなものを食べたり、好きな服を着たり、生活そのものをレクリエーションにする考え方です。
施設のレクリエーション活動では、高齢者に前向きな気持ちをもっていただくきっかけの時間となるよう考えていきましょう。
高齢者が嫌々参加していたり、やることがないから仕方なく…では、本来のレクリエーションが実施できたとは言えません。様々な活動から心身共にリフレッシュでき、前向きな気持ちを持てるようになってこそ本来のレクリエーションとなります。
余暇生活時間を考える上では、フランスの社会学者が提唱した「余暇の3機能」が参考になります。1番目に休息(身体を休める)、2番目に気晴らし(心を休める)、3番目に自己開発(自ら持っている能力に磨きをかける)に費やすことができると言われていますよ。
休息が十分にとれている高齢者に必要な余暇は、気晴らしの充実(前向きな気持ちをもっていただく)であり、自己開発ができる時間の提供です。これができてはじめて、豊かな余暇生活時間を過ごしていると言えるのではないでしょうか?
[Point]
①非日常的な活動でドキドキわくわくを
生活に非日常的な活動があるからこそ、ドキドキわくわくがあり、その刺激で脳が活性化します。
レクリエーション活動が苦手な方には、個別に興味をもってもらえそうな活動をリサーチして声をかけていきましょう。
②なるべく集団で取り組みましょう
人とワイワイするから楽しいと感じることも多いはずです。レクリエーション活動の時間の中で、スタッフ以外の人とコミュニケーションをとるきっかけづくりができますよ。
③社会生活時間を取り戻すきっかけを作る
この時間のレクリエーション活動が充実されると、集団に属する所属意識を取り戻すきっかけとなり、社会生活時間の代わりになります。自分の役割を持ち、誰かの役に立つきっかけを作ることができますよ。
この時間で、学びの時間であったり、地域や社会のための活動もできます。
<関連記事>