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検 索とじる
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2023.03.27
1日の時間は、すべての人間に平等に与えられた「24時間」です。
皆さんは、この24時間を普段どのように使っているか(過ごしているか)考えたことがありますか?
24時間の生活時間は、上の図のように大きく3つに大別することができます。この中でも皆さんは余暇生活時間をどのように過ごしていますか?平均すると2〜6時間という時間を有効に活用できてますでしょうか?
さて、高齢者の場合、仕事を退職すると1日の約半分を占めていた社会生活時間の多くが自由な時間(余暇生活時間)になります。リタイア後しばらくは、自分の趣味や好きなことを行い優雅ない自由時間を楽しまれることでしょう。
しかし、それはいつまでも続くわけではありません。
加齢と共に介護が必要な身体となり、施設や介護サービスを利用することになったとき、「余暇時間があるから一緒に遊びましょう!」と形ばかりの企画で「塗り絵」や「計算問題」、「壁紙づくり」などを提案しても、そう簡単には受け入れられず豊かな生活にはつながっていきません。
高齢者の余暇生活の充実は大切ですが、基礎生活や社会時間の復元をバランス良く支援し、すべての生活時間に「生きがいと楽しみ」を持って過ごすことができるような支援をすることこそが、介護レクリエーションといえます。
これらの活動は、すべてレクリエーションであるとも言えるし、そうでないとも言えます。深夜に映画を見すぎて寝不足になったり、走りすぎて筋肉痛になったり…と、翌日の生活に支障が出ると、本来のレクリエーションとは言えません。
そもそもレクリエーションとは、疲れた心や身体を、生活の中で発生する「楽しい」という感情をもとに活き活きとしたエネルギーを創り出していく過程を言います。
高齢者の方々にとっても、それは同じです。「楽しさ」や「生きがい」につながるよう、余暇時間で「楽しい」と思う感情のきっかけ作りを支援していきませんか?
人に支えられながらも充実した基礎生活に「生きていてよかった」と感じていただき、社会生活の中で再びコミュニティに属するきっかけを作ることで、そういった支援が可能となります。こうして3つ生活時間のレクリエーションを積み重ねていくことで、施設での生活、レクリエーションは豊かになっていきますよ。
第2回、第3回では、それぞれの生活時間における介護レクのポイントをみていきます。
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3つの生活時間を知ると介護レクが豊かになる!<第2回>