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検 索とじる
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2024.03.21
本特集の第1回では、認知症の方との集団レクのポイントを2つお伝えしてきましたが、第2回では残り3つのポイントをご紹介します。
ぜひ、5つのポイントを押さえながら、皆さんのレクリエーションに取り入れてみてください!
<第2回>認知症の方との集団レクで押さえておきたい5つのポイント
・同じことを10分以上続けない
ゲームであれば対戦相手を変える、体操であれば曲を変える、など変化がつくように工夫しましょう。
同じことを続けてしまうと、集中力が持続しません。10分単位でプログラムを組み、その内容に沿って事前に準備しましょう。
・途中でブレイクタイムを入れる
同じことが続いてしまう場合は、10分に1度ブレイクタイム(休憩やお話する時間)を間にはさみましょう。
・集中しているときは続行する
クラフトなどの作品づくりで、参加者が集中して取り組んでいるようであれば、そのまま続けましょう。ただし、参加者の様子をしっかり観察し、水分補給など休憩のタイミングを考えるようにしましょう。
・レクは自由な場
参加したくない場合は、無理強いをしてはいけません。強制的に参加させられた、という気持ちにさせてしまうと、レク=嫌な時間になってしまいます。
・恥をかかせない
「覚えていないことが恥ずかしい」「できないから恥をかく」「わからないから参加したくない」と思わせてしまうシーンをつくらないよう、注意しましょう。
・レク担当者の声かけで雰囲気が変わる!
「できなくても大丈夫!一緒に考えましょう♪」といった声かけで、その場の雰囲気が変わります。相手が安心できる声かけを工夫してみましょう。
また、レクの進行に必死にならず、合間で参加者1人ひとりに話しかけることを忘れないようにしてください。あなたの一言で、相手にとっては「安心できる場」になりますよ。
・「昔は〇〇だったらしいですね」
〇〇の引き出しをたくさん持ちましょう。皆さんのことを教えてください、という気持ちが、参加者の心をつかむきっかけになります。
・脱線OK!
声かけがきっかけで昔話に花が咲き、行っていたレクリエーションから脱線しても問題ありません。参加者に楽しんでいただくことを、一番に考えてください。
いかがでしたでしょうか?
何の工夫もなく、認知症の方同士でコミュニケーションをとり、集団レクを成立させるのはとても難しいことです。
まずは5つのポイントを押さえつつ、グッズや音楽、人(スタッフ)、思い出などを通し活用することで、同じ時間・場所を共有しやすくなります。ぜひ、皆さんで楽しめるレクリエーションができるよう、取り入れてみてくださいね。