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2022.12.16
「認知症予防」といえば何を思い浮かべますか?
計算問題?クイズ?それとも健康的な食事や体操でしょうか?
これらのことはすべて正解ともいえますが、要点を押さえないと単なる作業になってしまうことも!
今回は「+(プラス)の負荷」をキーワードに、認知症予防について特集します。
脳の萎縮が原因で症状が現れる認知症ですが、残念ながらその萎縮を止める決定的な方法はみつかっていません。
しかし、萎縮している脳に新たな負荷をかけ刺激をすることによって、脳の血流が良くなり活性化され、萎縮している脳を補い老化防止につながるという研究結果が発表されています。
では、具体的に+(プラス)の負荷ってどういうことなのでしょうか。
ズバリ「あれ、難しいぞ!」と考えることにあります。
レクリエーション活動でいうと、簡単にできるパズルや計算問題をこなしても、実は認知症の進行を防止することにはつながりません。
いつもと違って「難しいぞ」「あれ、どうするんだ?」と頭を抱えて考えることが、脳への+(プラス)の負荷につながります。
体操など身体を動かすレクも同様です。
いつもと同じルーティン化されている慣れた動作においては、簡単で心地よく、ストレスを軽減させる効果もあります。
しかし、認知症予防を目的とするのであれば、難しく複雑な動きを取り入れることで、負荷をかけることにつながります。
とはいえ、難しいことばかりやできないことばかりであれば、参加するのも嫌になってしまいますよね。
レクリエーション担当者の役割としては、そのハードルの設定や、簡単な内容も取り入れてメリハリをつけたることが大切です。
また、できるかどうかではなく、挑戦することが脳の活性化につながり、認知症予防になる―ということをお伝えすることも大切です。
例えできなくても参加いただいたことを賞賛し、参加への意義や効果をお伝えしながら、次回も前向きに楽しく参加いただけるような声かけを心がけましょう。
第2回では実際のレクリエーション活動において、脳に負荷をかけることができるポイント4つをご紹介します!
監修:庄司浩介 日本アクティブコミュニティ協会認定講師