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2023.01.13
生きがいとは「自分がしたいこと(願望)」と「やるべきこと(義務)」が一致することで生まれるとも言われています。最初は周囲から与えられたことでも、そこに楽しみややりがいを見い出すと、自ら「やりたい」と感じ行動するようになり、次第に「やらなければいけないこと」に変わっていきます。そこで感じる「生きる励みや喜び」が生きがいとなります。
例えば…
・「できた」「成功した」という自信や喜びが「楽しい」という気持ちを生み、「またやりたい」と思える
・その「やりたい」という気持ちが、自発的な行動となる
こちらから提案した活動(第2回の例であれば、「お手伝い」や「作品展」)に、その人が「やりがい」を持たれたと感じたら、それを「生きがい」に引き上げていきましょう。日々のレク活動も、そのきっかけにすることができます。
[ステップ①]
昔、得意であったことをお聞きしたり、日々のレク活動や日常の中で、その人の興味・関心ごとを見つけましょう。
[ステップ②]
得意なこと、興味・関心のあることをレクに取り入れ、そのレクに参加されたことを評価したり、成果を賞賛したりします。そのことで、「やりがい」を引き出していきます。
[ステップ③]
その人が好きなレク活動、得意な活動ができる環境を整えていきましょう。
例:好きなレク活動に継続して参加できるよう計画する、共有スペースで作品展をしてみる、など
[ステップ④]
その活動を「やりたい」「やってあげたい」と思うような声かけを忘れずにしましょう。
[ステップ⑤]
「やりたい」と感じられたことについては、そのための時間や場所を大切にします。それが「やらなくちゃ!」に変わっていくと、「生きがい」につながります。
現場では「居場所」や「役割」を作り出すことはできても、それを「生きがい」までにつなげることは難しいことです。そんな場合にレク活動が役に立ちます。いろいろなレク活動に参加される中で、何か一つでもその人の好きなことが見つかれば、スタッフはそれを理解して時間と場所を整えてください。楽しみを感じるうちに、「やりたい」という願望から前向きな「やらなくちゃ」に変わっていきますよ!
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