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検 索とじる
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2024.02.29
認知症研究に取り組む澤見一枝氏に、現場でのコミュニケーションの取り方や、レクリエーションのポイントについてお伺いしました。
ちょっとしたコツや心構えなどもお話いただきましたので、皆さまの現場でもぜひお役立てください。
介護現場において喫緊の課題のひとつに、認知症への対応があります。
なぜなら認知症は、一旦発症すると治療して元に戻す方法がありません。だからこそ、大切なのは予防です。
運動療法・回想法・音楽療法・園芸療法、認知リハビリテーションなど様々な療法がありますが、ポイントは本人が楽しんで行うということです。やらされている感があると、自分からやらないので継続もできません。
また、対象者のペースに合わせて、思いを受容することも重要です。
例えば、対象者が急に感情をコントロールできなくなったように見えるときでも、身体の不調が原因になっている場合や、物事の流れが連続しないことからくる不安、周りの出来事を理解できずに不安や恐怖を感じる場合があります。
急に興奮したように見えても、本人にはそれなりの流れがあり、混乱するきっかけがあった場合などが考えられるのです。
介護者も混乱しがちなのですが、本人の流れやペースがあるので、否定せずに流れにあわせて動くということを心がけてください。
その際、コミュニケーションにも工夫が必要です。
コミュニケーションの基本は、相手の視点で対応することですが、例えば、長い会話をされても、記憶して返事をすることは難しいです。なので、会話は短い言葉ではっきり話をすると理解しやすいと思います。
また、認知症の方の言葉はうまく表現できていないかもしれませんので、相手の言葉よりも、行動や感情を理解することが重要だと思います。
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